ゆとりに師匠がいた話
私には師匠がいました。
起業されてて、学んだこと聞いたこと感じたことなんでも行動に直結させて最速最短で結果を出す女性の経営者でした。
その方についていって、お仕事の一部をさせて頂いてました。
でも、大学の外でそういうことをしてるのを、家族に相談せずやっていました。
家にあまり帰らず、仕事をしたり飲んだりしていました。
でもある日心配をした家族が、その経営者のひとと縁を切れ!ということを言いました。
なので、電話で、これ以上一緒に働くことはできないということをお伝えしました。
それからというのも、毎日その方と話したりすることが日課だった私としては
なにかぽっかり穴が空いた気がして、もぬけの殻といいますか、もう魂が抜けてしまったような
何も出来なくなってしまいました。
というのも、まぁそりゃそうだろうと思うのもあって
そもそもやりたいことなんかなくて、それが怖くて探し求めてて、でもそれでもうまくその場が飲み込めなくて。
そんなこんなで、師匠についていきつつも、納得しないまま恐怖と不安と漠然とした焦燥感でいっぱいでした。
で、やめてみて思ったのは
安堵感と、
『あー、自分にはほんとなんもないな』
ということで
あそこで働けたのは人の縁や出逢いのおかげで、自分の力なんて、なかったんだな、と。
それから、呆然とした日が過ぎまして、情緒不安定な日々でして。
それから彼氏ができて、でも情緒不安定で、死にたい気持ちと自分はなんなんだ?ってことばかり考えて、
振られて、元彼の女友達にやつあたりしたり暴走したあげく
彼氏とも縁が切れて、人間関係がうまくいかず友人からも信頼を失って
それからオポノポノに本屋で出会ってから、あぁ自分は間違ってたんだと気付いて謝ることを知り。
そんな矢先に今のバイトを紹介していただいて、そこの人々がすごく暖かくて、しかも相談にもいろいろのってくれたり。
それから少しずつ話をするようになって
気持ちが落ち着いてきて
断捨離したり、瞑想してみたり、オールナイトニッポンきいてみたり、小説をよんでみたり、漫画買ってみたり
自分の『気になるもの』を少しずつ選びはじめてみて(たぶん、自分の力というより何かの力のおかげなんだけど)
今ここなうな訳なんですけど、
最近やっと五感を認識しはじめたというか
目に見えるものを無視せず、全身で認識するようになってから、本を読んだり漫画を読んだりしながら頭の中でまとめたりすることが出来るようになって(普通のひとは普通にできること)
あー、さんざん私は今まで
目に見えたこと感じたこと、気になったことを全部無視してきたんだなぁと思った。
で、ある本によると、
自分に嘘を付くことが最も五感のパワーを削ぐことらしいのです。
納得です。
自分にも他の人にも嘘をついてきたからな。そらそうなるわな、という感じ。
でも、自分は自分で
何に依存しなくても、perfectなんだって。
私は、師匠にも依存してたし、彼氏にも依存してたし。馬鹿だなぁーという感じだ。
あは、馬鹿だったなぁ。