ultraseamless’s diary

読んだ本の感想を書いたり、日々のことをつらつらと。

すずめのなみだ

雀の涙というけれど
雀にも泣きたくなるときがある
そんな諺じゃ言い切れないことがある
やりきれない夜がある
どうしようもなく心細いよるがある

それでも雀は今日も飛ぶ
飛んでいくのだあの空を
そうして
こうして

生きるんだ生きるんだよ

涙を流しても、
どんなに苦しくても生かされるんだよ
 

今日もあつくほとばしる、心臓が脈打ち
押されるのだ背中を

前へ進めと
ずずめよ進めと
すべてを知っているかのような
すべてをわかっているかのような
言葉など最初から要らなかったことを諭すように

お前は本当は強いんだ
ということを、身体が身体で何度も何度も何度も伝えてくるのだ

さぁ
さぁ
さぁ

さぁ飛ぶ