こんなんじゃ駄目だ!
こんなんじゃ駄目だ!と思った。
知らない場所で、なんか知ってる人いなくて、元気ないとか、駄目だ!これじゃ駄目だ!目があっただけで、目を伏せて、ウジウジしてちゃ、だめだ!
カフェとかで、待機せねばならぬのだ。姉を待つのだ。美人の姉さんと目があっただけでビクビクしてちゃだめだ。車のスピードや歩行速度が違うだけでビクビクしてちゃだめだ。
と思って。
勇気をふりしぼって、パン屋のお姉さんに、ガソリンスタンドのお兄さんに、セブンのお兄さんに。聞いた。『ここらへんに、カフェってありますか?!』
そして行き着いたお店が、素敵なところで。
山田詠美さんの『放課後の音符』
に出てきてたジントニックを頼んだ
甘いけど苦い。冷たくてライムの香りが漂う。
美味しいよう、美味しいよう。
このお店に入って良かったよう。
セブンの兄さん、ガソリンスタンドの兄さん、パン屋のお姉さん、ありがと!