ultraseamless’s diary

読んだ本の感想を書いたり、日々のことをつらつらと。

星野源『そして生活はつづく』

こんにちは。
就職活動中、志望はエンジニア職、趣味はサイクリングのUltra seamlessです。

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星野源著、『そして生活はつづく』。前回の『蘇る変態』より前に書かれたもので、一回一回の分量とページが多いですねー。


内容的には、日々の生活の中でふと感じた疑問や小さな事件、母との幼少期のエピソードなど。『蘇る変態』には一切出てこなかった父と母の話も*(^o^)/*

それから、本当にお腹が弱くてうんこを漏らしてしまったこと、全く地図や絵がかけず九九もできないし楽譜も読めないこととか。

えっ、実は星野さんってこんな一面があったの?!と余すところなくご本人の言葉で暴露されてます。

割と女性雑誌GINZAで連載されてたコラム集『蘇る変態』(2014)では、ライブでの話やドラマの話、それからぽっちゃりという言葉の定義や、お馴染みの下ネタな話題、もあったのですが
お仕事の裏話、という感じが強かったかな。
というのがあったので、逆に今回読んだ『そして生活はつづく』(2009)では、
口内炎の話や視力が悪い話や、、。

おそらく、星野源に興味ない人は、なんだこれ?!となると思うのですが。

日々の生活を面白がる、というのがテーマになってるみたいなので、ファンとしては寝る前に読むのには、いい温度だなという感触です。

でもテンポがかなりゆっくりしてるので、いっぺんに読み切りたい!と思う人には多分イライラするだろうな
とも思います。


《まとめ》

自分から逃げて、映画や芝居、音楽やマンガに夢中になっても、逃避の時間が終われば虚無感に襲われる。
毎日の地味な部分を見つめつつ、生活を面白がれば、その虚無感も薄まるかもしれない。

《感想》
なんだか共感。共感というのもなんかおこがましい気がするけど。目が弱いこととか、お腹が弱いとか、虚無感がすごいとか、マンガやアニメが好きとか、暗いニュースをきいて不謹慎なことを考えちゃったり、三人で歩いてると自然とひとりになるとか。
親がすごく元気で、平凡な家族で平凡な日々をおくったとか。
まぁ全然音楽やお芝居や、色んな知識をもってるのはもう月とスッポン位差があって、私なんかは頭が本当に中学生で終わってる位何も知らずに来たけど。

でも、星野さんの本を読んでて、激しい虚無感を抱いてた時に、似たような体験したエピソードが出て来て安らかに寝れた。